統一展望台は、分断の悲しみと統一念願の想いを顧みるために1984年に設けられた。以来、数十万人もの失郷民および観光客が訪れ、離散の傷を慰めながら統一を願った。
海抜70m地点に位置する展望台は、金剛山まで近い所で16km、遠い所で25kmの距離にあり、海金剛は大部分の地域が一望でき、海金剛周辺の島や万物相(獅子岩)、懸鐘岩、砂工岩、釈迦岩なども望むことが出来る。中央の山岳稜線を眺めると、金剛山1万2000峰の最後の峰である九仙峰(ナクタ峰)と仙女と木こり伝説が語り継がれる鑑湖を望むことが出来る。その他にも日出峰、彩霞峰、六仙峰、集仙峰、観音峰などが見える。金剛山の最高峰である毘盧峰は快晴時にその姿を現す。
見学申告・手続き統一展望台を見学するためには統一安保公園にて申告及び教育を受けなければならない。
- 見学手続き
①出入申告書の作成(代表者は住民登録証(身分証明書)を持参)
②統一安保公園教育館(600席)にて7分間スライド観覧
③車両(自家用車)で統一展望台に移動(10分所要)
※ 但し、貨物車、バイク、自転車、徒歩での入場は不可。


